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『道銀文化財団ARTIST BANK』 は北海道銀行本店営業部ロビーを会場とした、北海道を代表する芸術家の作品鑑賞会シリーズで、コンサートと美術展を開催しています。
美術展シリーズの第3回目は、小樽市在住の造形作家 渡辺行夫(わたなべいくお)さんにご出展いただきます。
「銀行」という日常空間の中で、美術館での鑑賞とは一味違った新鮮な驚きと感動の出会いを、皆さまどうぞお楽しみください。
道銀文化財団ARTIST BANK 2020
北海道銀行本店ロビー展
渡辺行夫の乖離する知覚の意味づけ展
会期
2020年8月17日(月)~10月16日(金)
土曜・日曜・祝日を除く
時間
9:00~15:00 銀行営業時間内
会場
北海道銀行本店営業部1階ロビー
札幌市中央区大通西4丁目
地下鉄大通駅出口4・出口9直結
出展
渡辺行夫
料金
無料
お問合せ
011-233-1029 財団事務局
展覧会に寄せて
「グリーンオブジェ」北海道に自生する大イタドリに出会い、それを原材料に造形を続けて10年になります。
この植物はご存知のように1年生植物です。現代は環境汚染や化石燃料の大量消費などで、自然破壊をいかに軽減するかが重要な問題となっています。そのようなことに配慮しながら私の造形活動にこの大イタドリを取り入れていくことが出来るか考えています。これを使って様々な技法を試みながら可能性を探っています。材料の質感から可能な限りの魅力を引き出せないかと試行錯誤を繰り返しています。
さて今回のテーマである「乖離する知覚の意味付け」とは私にとっての表現です。人の行動は感じたことと指示する脳と常に一致していないことが多くあると思います。グローバルな諸問題が我々の直接的な問題としてとらえていけるような視点を持たなければいけないのではないかと思います。
私が表現した自己反省のための造形が、見てくださった方とどこかで共有できる部分があれば幸いです。
渡辺 行夫
毎年恒例ARTIST BANKシリーズ。コンサートシリーズは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため残念ながら中止となりましたが、展覧会シリーズは例年通り開催し、たくさんの皆様にお楽しみいただいております。
今年は小樽市在住の造形作家渡辺行夫さんにお願いしました。お名前を聞くと、「石」の彫刻を真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかし、近年は「イタドリ」を原料に、収穫に汗を流し、原料の加工では旺盛な研究精神に試行錯誤を重ね、進化を遂げる作品たちが次々と生まれています。本展でもほとんどの作品が新作です。
これまでは作品の多くが抽象表現でしたが、ご本人曰く、「今回は珍しく、こんな感じの具象…?」とのこと、新作をご覧いただける、またとないチャンス!
「グリーンオブジェ」たちが発するエネルギーが満ち溢れる<パワースポット>で、ゆっくりと作品をご鑑賞ください。
*ご鑑賞の際は、入店時の手指の消毒、マスクの着用、ご鑑賞の際は他のお客様との距離を保つなどのご協力をお願いいたします。
*作品の写真撮影は可能ですが、ご希望の方はカウンターの行員かフロアスタッフに必ずお声掛けください。