音楽部門
横山 奏
指揮
1984年 札幌市出身・東京都在住
美術部門
びょういんあーとぷろじぇくと 代表 日野間 尋子
現代美術・社会実践
1962年 旭川市出身・札幌市在住
音楽部門は指揮の横山奏さんである。北海道教育大学札幌校で声楽を学んだのち、指揮者を志して桐朋学園から東京芸術大学大学院へと進み、2018年、第18回東京国際音楽コンクールで第2位と聴衆賞を受賞した。札幌交響楽団をはじめとする全国のオーケストラなどとの共演では巧みな劇的表現や深い味わいを見せて、音楽を起伏豊かに描き出している。
美術部門は、びょういんあーとぷろじぇくと 代表 日野間尋子さんである。札幌ライラック病院を主な舞台に18年にわたりほぼ年1回の展覧会を続け、20名余りの美術作家が参加している。ロビーや待合室に作品を展示することで患者や医療従事者に癒やしや希望をもたらそうとするもので、アートの力を社会に役立てる取り組みである。
共に、今後の展開が大いに期待され、道銀芸術文化奨励賞にふさわしい方々であるとして推薦させていただいた。
2025年度 道銀芸術文化奨励賞選考委員長 前川 公美夫
本賞は1991年(平成3年)の当財団設立と同時に制定されました。
これまで一貫して、北海道出身または在住の芸術家の中から、優れた芸術文化活動により将来を嘱望され、北海道の芸術文化の進展に貢献する新鋭芸術家または芸術団体を顕彰してまいりました。
毎年、北海道の芸術文化に精通した有識者による選考委員会にて受賞者を決定し、贈呈式を開催しております。また、受賞者には副賞として奨励金が授与されます。
これまで受賞された皆さまは、受賞後もたゆまぬ研鑽に努められ、今や北海道の芸術界を牽引する存在として、北海道はもとより世界へと躍進し、多くの人々に感動を与え続けています。
【 賞の概要 】
優れた芸術文化活動により将来を嘱望され、北海道の芸術文化の進展に貢献する芸術家または芸術団体に対して本賞を贈呈し、奨励金を授与する。
賞の対象者は、個人は北海道出身者または在住者、団体は北海道に主たる活動の場を有するものとする。
今年度の対象分野は音楽部門・美術部門、各1名。
「道銀芸術文化奨励賞選考規程」より一部抜粋
【 2025年度 選考委員 】(敬称略)
| 前川 公美夫 | 音楽評論家 |
| 八木 幸三 | 音楽評論家 |
| 本堂 知彦 | 北海道教育大学 名誉教授 |
| 柴 勤 | 小川原脩記念美術館 元館長 |
| 藤原 乃里子 | 北海道立近代美術館 企画推進課長 |
| 樋泉 綾子 | 札幌芸術の森美術館 事業係長 |

らいらっく・ぎゃらりい外観(ほくほく札幌ビル1階)