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まさに幻の作曲家!幻の楽譜!そして幻の音楽!
札幌市在住のチェロ奏者山田慶一さんが、ずっと憧れ、探し求めていたベルギーの作曲家アドルフ・ビアランの室内楽曲を共演者とともにに演奏します。
2021年度 道銀芸術文化助成事業
山田慶一 Cello Recital
歴史に埋もれかけた天才作曲家アドルフ・ビアランの室内楽曲が北海道の地に蘇るー
日 時
2021年11月25日(木) 19:00開演/18:30開場
会 場
ザ・ルーテルホール
札幌市中央区大通西6丁目3-1
出 演
山田慶一(チェロ)、長岡聡季、林ひかる(ヴァイオリン)、今井佑佳(ヴィオラ)、伊藤千尋(ピアノ)
入場料
全席自由 前売り一般2,500円、学生1,000円
(当日は各500円増)
問合せ
mavs_41usa@yahoo.co.jp(リサイタル事務局)
プログラム
A.ビアラン チェロソナタ 嬰ヘ短調
ピアノ五重奏曲 ロ短調 ほか
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アドルフ・ビアランはロマン派後期のベルギー出身のチェリスト兼作曲家で、戦争など時代の不遇や不運もあって若くして亡くなり日の目を浴びることはありませんでした。恐らく名前を知っている方もこの世にほとんどいないことでしょう。
事の始まりは私が大学生の頃にたまたま輸入CD店で購入した1枚のCDで、彼の音楽に魅了された私はいつの日か演奏してみたいと思うようになりましたが、この楽譜が全く見付からなかったのです。ところが奇跡とも思えるような人と人との繋がりのお陰で、絶版していたチェロソナタの楽譜と、ビアラン本人の直筆譜しか存在しないピアノ五重奏の楽譜を15年越しにに入手することができました。この2曲は本邦初演となりますが、ビアランという作曲家を1人でも多くの方に知っていただき、彼の音楽の魅力を伝えることができるような公演にしたいです。皆様のご来場をお待ちしております。
山田 慶一
札幌で音楽活動を始めて10年になるという山田さん。その節目の年にリサイタルをと考えていた矢先、奇跡的にも長い間探し求めていた楽譜に出会いました。
チェロ・ソナタは「20世紀フランス音楽をことごとく先取りしたような語彙、ドイツロマン派の伝統を想起させるよう堅固で精巧な一面を持つ個性あふれる素晴らしい音楽」とのこと。いつか演奏してみたいと憧れていたのだそうです。頼もしい共演者とともに、日本初演の幻の音楽が北海道で蘇ります。皆さまどうぞご期待ください。