
道銀文化財団企画展 ■CUBE■2025
長谷川裕恭 『カタストロフィーの時代」
日程
2025年4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)
初日は18:00より、最終日は18:00まで
照明点灯時間 7:00~20:00
ガラス越しにインスタレーション作品を鑑賞いただきます。
ギャラリーに入ることはできません。
会場
らいらっく・ぎゃらりい
札幌市中央区南1条西2丁目 ほくほく札幌ビル1F
地下鉄大通駅出口18番直結
出展作家
長谷川裕恭(はせがわひろやす/美術家)
入場料
無料
お問合せ
財団事務局 011-233-1029
∬⁑∬『カタストロフィーの時代』∬⁑∬
作品タイトルである「カタストロフィーの時代」とは、単に物理的な崩壊や社会的断絶のことではありません。それはむしろ、意味の制度が綻び、連続性の幻想が剥がれ落ちる、知覚と倫理の地盤沈下に他なりません。
本作は、それぞれの要素を通じて、現在という時空における〈かろうじての関係性〉を空間化する試みです。ここに提示されるのは、行動の規範ではなく、行為の地平です。意味の残響がなお漂う場所で、いかに存在し続けることができるか、という問いかけでもあります。
長谷川裕恭
道銀文化財団企画展 ■CUBE■
「CUBE」とは立方体のこと。ガラスのギャラリーの魅力を最大限に発揮するCUBE展は「らいらっく・ぎゃらりい」を「ガラスの箱」に見立て、作品をギュッと詰め込んで密閉し、ギャラリー全体を大きなインスタレーション作品として展示するものです。
皆さまには照明点灯時間に、ガラス越しにご鑑賞いただきます。
公益財団法人 道銀文化財団
今年のCUBEは札幌市在住の美術家で北海道美術協会(道展)会員の 長谷川裕恭さんにお願いしました。札幌を中心に美術館やギャラリーで作品を発表し、近年は「紙や段ボールなど身近な素材を用いた、物語性のある彫刻作品を制作している。」とのこと。今度はガラスのギャラリーでどんなインスタレーションを見せてくださるのでしょうか?
札幌啓成高等学校美術教諭でもある長谷川先生は財団ともご縁があり、北海道銀行白石支店ロビーで常設する「札幌啓成高校美術部作品展」にご協力いただいています。生徒さんにとって、普段は絵画を中心に指導いただく長谷川先生の美術家としての作品は興味深く、良い刺激になることでしょう。
会期はちょうどゴールデンウイーク!お散歩気分で街に出かけ、ギャラリーの前で足を留めて深呼吸。五感を研ぎ澄まして見つめるガラスの向こうの世界に、あなたは何を感じるでしょう?皆さまどうぞご高覧ください。

「日常の構築」2021年(1,200×920×600mm)/ビニール、スズランテープ、緩衝材、紙、発泡スチロール

「きみのばしょ」 2022年(900×900×15mm)木、ビニール、人工毛、発泡スチロール