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苫小牧市在住の作曲家タナカノブヨシさんが、「電子楽器」と「生楽器」の共演ともいえる室内楽コンサートを開催します。
2024年度道銀芸術文化助成事業
タナカノブヨシ作曲 境界性コンサート
周縁のポエティカ・2024
日 時
2024年9月23日(月・休) 13:00開演/12:30開場
会 場
ザ・ルーテルホール
札幌市中央区大通西6-3-1
出 演
タナカノブヨシ(作曲&電子楽器)
今野博之(バリトン)、今野くる美・岡田照幸(ピアノ)、山本泰子(ヴァイオリン)、八條美奈子・大倉まみこ(フルート)、Lalami(ヴォーカル&MC)
入場料
全席自由 3,000円
問合せ
nt.signes@gmail.com
090-3898-8003 実行委員会
♫プログラム♫
連作歌曲「やさしい恋愛小説集」(全4曲)
- バリトンとピアノのための(全4曲)
まどろむソフィー
-ヴァイオリンとエレクトロニクスのための
憧憬のタンゴ
-ヴァイオリン、2本のフルート、ピアノのための
Rock Number
-バリトン、ヴァイオリン、2本のフルート、ピアノのための
前衛スギルキミ ver. 2024
-アイドル歌手とエレクトロニクスのための
ワーズ・ブロックス
-バリトンとピアノのための
トリックスター・ストーリー
-フルートとエレクトロニクスのための
破局のマリア
-バリトンとフェイク・オーケストラのための
アプロディテ
- 八戸イカール国際音楽祭2022の思い出に -
2本のフルートのための3つの小品
Melancholie ver. 2024
・*⁎♬~ MESSAGE ~♬⁎*・
年来私は境界線上に揺れ動くような創作を行ってきて、クラシック音楽の陣容からもポピュラー音楽の陣容からも、仲間ではない、異端の存在として見られているようでした。
それぞれのカテゴリの共同体の中心からは遠く離れた周縁で、彼らにとっては異界とも見える他ジャンルを気まぐれに素早く越境するこのスタイルは、そういえば、人類学で言うトリックスター=はみ出し者=いたずら者に該当するものとも言えます。
トリックスターの「善い機能」の側面としては、異なるもの同士を組み合わせ、従来の文脈をいったん解体・刷新して新しい意味を生み出し、型にはまり硬化しがちな日常的な社会に刺激を与え、活性化させられる点を挙げられます。
このコンサートが、多ジャンルを渡り歩くことで音楽文化本来の多様性と豊穣さを呈示し、そこで「音楽」についての根源的な問いがついに生起するような祝祭的な場となって、多くの方に楽しんでいただけたなら、こんな幸せなことはありません。
コンサート「周縁のポエティカ」
実行委員会代表 タナカノブヨシ
独学で音楽を学び、コンピュータを用いて作曲・発表をしてきたというタナカさん。これまでアコースティックな楽器を用いた作品を日本はもとより、アメリカ、ヨーロッパなど世界各国で公演してきました。
近年のコンサートでは、電子楽器操作を行う演奏者として自らも出演しているとのこと。本公演でも、「フェイクオーケストラ/エレクトロニクス」として出演されます。
また、道内を代表するクラシック音楽家も多数出演されるようですが、タナカさんの語る「トリックスター」的要素をどのように表現するのか、演奏家のパフォーマンスにも注目です♪