終了しました。ありがとうございました。
毎年恒例となりましたCUBE展。今年の出展者は札幌市在住の金属細工師 佐々木けいしさんです。
ガラス面の大きなギャラリーの特徴を活かし、密閉した空間でしかできないインスタレーション作品を展示。
いつもの視点とはまた違った眺めは皆さまの感性を刺激し、静かな感動を共有していただけることと思います。
道銀文化財団企画展 ■CUBE■2020
全ての物質は動いている
佐々木けいし
会期
2020年12月22日(火)~2021年1月23日(土)
12/31~1/3を除く
時間
7:00~20:00
照明点灯時間です。ガラス越しにご鑑賞下さい。
会場
らいらっく・ぎゃらりい
札幌市中央区大通西4丁目 道銀ビル1F
地下鉄大通駅出口4・出口9直結
出展
佐々木けいし
料金
無料
お問合せ
011-233-1029 財団事務局
物質は全て原子からできています。原子は原子核と電子で構成されており、原子核の大きさをパチンコ玉と仮定した場合、電子は半径約50m内を、常に不規則で無秩序な予見できない高速運動(ブラウン運動)をして居るのだそうです。
すなわち、我々を取り巻く全ての物質は絶えず動き続けており、止まっている物質は存在しないのです。
物質に触れる時、その動きを感じます。そんな彼らはこんな形をしています。
佐々木けいし
「CUBE」とは立方体のこと。CUBE展は、前面が大きなガラス張りの「らいらっく・ぎゃらりい」を「ガラスの箱」に見立て、作品をギュッと詰め込んで密閉し、ギャラリー全体を大きなインスタレーション作品として展示するものです。
佐々木けいしさんは秋田県出身、東京藝術大学大学院修了、現在は作品制作の他、北海道教育大学岩見沢校教授として後進の指導にも尽力されています。これまで道内の公立美術館やギャラリーへの出品個展の開催やモニュメントの設置など精力的に活動されています。
今回「物質」「原子」「電子」…とアートとは無縁にも思われるちょっと難しい言葉が並びますが、先ずは視線を遠くへ…、大きなインスタレーション作品としてギャラリー空間全体からあふれる世界観をお楽しみください。
それからゆっくりとひとつひとつの作品に焦点をあて、もっと近づいて一つ一つのパーツを見ると、今回の展示のテーマが見えてきそう…な気がする!どれもみんな個性的で、なんだかかわいい~♪
これはもう、けいし先生の「金属愛」です♡
何かと慌しい年末年始、ちょっとギャラリーの前で足を留めて深呼吸。五感を研ぎ澄ましてガラスの向こうの美しくも不思議な世界を覗いてみて下さい。新鮮な驚き、豊かな時間と空間が、静かに皆さんの心を感動へと導いてくれることでしょう。