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今年55周年を迎えた北海道陶芸会が記念の展覧会を開催します。以前から親交の深いアメリカ・オレゴン陶芸家協会の作家も含め総勢58名の作品を展示します。
2023年度道銀芸術文化助成事業
北海道陶芸会55周年記念
陶・新時代―北からのメッセージ―
会 期
2023年10月21日(土) ~11月5日(日)
会 場
札幌芸術の森工芸館
札幌市南区芸術の森2丁目75
出品者
北海道陶芸会
愛澤光司・石井誠・石川雅昭・伊丹裕子・上田隆之・尾形修一・海藤慎治・小甲楠緒子・小山七郎・齋藤千賀子・塩入稔・柴田睦子・白戸孝行・髙井秀樹・田嶋裕子・多田昌代・種谷賢・張浦華・土居万里子・中村照子・中村裕・錦織宏・西村文子・原田昭・福盛田眞智子・藤田明子・前野右子・三津和広・三橋エリ・森収吾・山下洋子・山田祥子
小山耕一(招待作家)・石田和也(招待作家)
オレゴン陶芸家協会の作家24名
入場料
入場無料
問合せ
北海道陶芸会事務局 090-7512-2761
北海道陶芸会55周年を迎えて
北海道陶芸会は今年55周年を迎えました。その間、皆様の暖かいご支援とご理解に支えられ育てていただきましたことを心より御礼申し上げます。
1968年に先輩方によって発足された北海道陶芸会は、北海道の陶芸文化の振興と会員同士の親睦を目的として、毎年会員展や講演会、ワークショップ、美術館での記念展など多くの催しを行って参りました。
特に2004年以降はアメリカオレゴン陶芸家協会(OPA)との交流も行い、「粘土」という共通の言葉で語り、グローバルな刺激を受けながら陶芸を通して国際交流を行って参りました。
北海道の陶芸は、産地として歴史は浅いかもしれません。しかし、この地の陶芸文化は縄文時代の縄文土器に遡ります。2021年にはその縄文文化の遺跡群が「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産に登録されました。
この北の大地は、今も縄文文化が花開いていたときのように自由で創造性豊かな風土です。その環境の中、会員は個性を大切に“陶芸の新時代”にふさわしい作品を目指し作陶しております。
この展覧会をご覧いただき、その意気込みを感じていただけましたら幸いです。
北海道陶芸会 会長 中村 裕
一言で「陶芸作品」といっても、「素材が粘土で、土を焼いてできている」という事実が信じ難いようなユニークなフォルムや不思議な質感の美しい作品に驚きます。大地の一部を素材に人の手から生まれる芸術作品の数々からは確かな存在感やあたたかな生命の鼓動が聞こえてくるようです。
北海道作家の作品とアメリカ・オレゴン州作家の作品を見比べてみるのも楽しそうですね。会期中は作品鑑賞の他にもデモンストレーション、ワークショップ、ギャラリートークなどの参加型イベントを予定しているとのこと。子どもから大人まで、陶芸に興味がある方はもちろん、初めての方でも楽しめる内容です。皆さんお誘いあわせのうえ是非ご参加ください。