理事長挨拶・設立趣意書

理事長挨拶

 昭和26年3月、道民の皆様の「道内に新銀行を」という熱い思いのもと、その経営の任に就いた北海道銀行初代頭取の島本 融は、その著書『私の銀行経営』の中で、「企業は、地域の人々が自分たちの、地域に育った芸術を強く求めているときには、もし企業の力の範囲に、その育成をはかりうる何ごとかがある場合には、進んでこれに力を貸すことを惜しんではならない。それが、企業の社会的責任である。」と述べています。
 島本は、偶然目にした岩内町出身の木田金次郎氏の作品に深い感銘を受けました。そこから数多くの北海道ゆかりの芸術家たちとの出逢いを通して、季節風土が欧州と相似する北海道には、高い水準の文化の発展の可能性があることを確信し、彼らの作品の中に「北海道的なもの」を求め、北海道に根差した制作へ深いまなざしを注ぎました。
 また、芸術に対する庇護は美術のみならず、銀行創立10周年の昭和36年には、北海道初のプロ・オーケストラ「札幌交響楽団」の設立に向け協力をさせていただきました。これを契機に現在まで支援を継続させていただいております。
 さらに、平成3年に、北海道銀行創立40周年を記念して、優れた芸術文化の普及をめざし「財団法人道銀文化財団」が設立されました。平成24年には公益財団法人への移行を経て現在に至るまで、北海道における芸術文化の振興と豊かで潤いのある道民生活の実現に寄与するべく、北海道ゆかりの芸術家への活動支援や道民の芸術鑑賞機会のご提供等の活動を行ってまいりました。
 当財団は、これからも公益財団法人として、設立趣意に基づき、より一層、北海道における芸術文化の普及と向上に尽力してまいる所存ですので、今後とも引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

公益財団法人 道銀文化財団

 ● 設立趣意書

 北海道は、豊かな自然の中で、開拓者精神にあふれた人々の努力により経済的な発展を遂げ、道民の生活も著しく向上いたしました。
 しかしながら、今日、国際化、高度情報化等を背景にかつて体験したことのない変革の時代を迎え、人々の価値観は多様化し、ライフスタイルも変化してきており、経済的な豊かさに加えて、心の豊かさが求められております。
 また、余暇の増大と高齢化の進行により、生涯を通して学び続け、学ぶことを生きがいとする人々が増えております。
 このような中で、道民のニーズに的確にこたえ、道民生活を真に豊かなものにしていくには、優れた芸術文化の創造を奨励するとともに、広く道民の芸術鑑賞の機会を充実させることにより、北海道の地域文化をさらに発展、向上させていくことが必要です。そのためには、行政、各種文化団体等とともに、民間企業もまた、これらの活動を支援し、豊かで潤いのある環境づくりに貢献していくことが求められていると思います。
 株式会社北海道銀行は、創立以来、地域経済の発展と道民の生活の向上に努めてまいりましたが、このたび、創立40周年を記念して、財団法人道銀文化財団を設立することといたしました。
 この法人は、道民の芸術文化とのかかわりやニーズについて調査研究を行い、広く道民に情報を提供するともに、優れた芸術文化の普及と奨励をはかることを目的としており、株式会社北海道銀行は、この法人に対する経済的援助を通して文化的側面からも道民の生活の向上に努め、21世紀に向けての新しい地域社会の創造に積極的に寄与していこうとするものであります。

平成3年3月 財団法人 道銀文化財団

 ● 公益財団法人への移行について

 当財団は公益法人制度改革に伴い、平成24年3月21日付で北海道知事様より公益財団法人としての認定を受け、同年4月1日付で「公益財団法人道銀文化財団」へと移行いたしました。
 財団創立21年目を迎え、「公益財団法人」として、北海道ゆかりの芸術家への支援や道民の芸術鑑賞機会の充実をめざし、今後も北海道の芸術文化の振興と発展のために、より一層鋭意努力してまいります。

平成24年4月 公益財団法人 道銀文化財団

 ● レリーフ「大地」 (トップページ画像)

 昭和36年、北海道銀行本店ビル(札幌市中央区大通西4丁目)新築に際し、本店営業部1階の壁面に設置した長さ41メートル、高さ3.3メートルもの巨大なレリーフ「大地」は、我が国を代表する彫刻家本郷新氏、山内壮夫氏、佐藤忠良氏の3氏が共同制作したもので、北海道の歴史風土、産業発展に対する熱い思いが逞しく表現されています。
 これは93枚の部分から構成され、当時としては最新技術であったポリエステル樹脂が用いられ、軽量化が図られています。

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